「天台声明大成 全」 中山玄雄 / 比叡山延暦寺法儀音律研究所 編 1968年 金聲堂 【絶版】 ◆◆詳細◆◆ 天台聲明の上巻は昭和十年十二月刊行。その中の樂曲は主として魚山六巻帖より載録された。六巻帖とは顯教中の四個法要及び伽陀、錫杖、並に密教の胎金の曼供、普賢讃、漢中音等である。下巻は昭和三十年の刊行。法華繊 法,例時作法、引聲、 短聲の念佛、六道講式、大導師作法、修正會、涅槃會 御影供、三十二相、論義等の三禮供養文より、合刹、回向に至るまでの数十 種を網羅している。 この書が刊行されるに至った今日,思いかえさる事は、勿論、延暦寺當局の音律法儀研究所を通じ、多大の援助を得、同人の研究に便を与えられた事である。 茲に元、上下の両巻を合冊して芝金聲堂より再刊さるるにあたり、延暦寺一山長老、已講勧學滋賀院門跡山田大僧正,善光寺大勧進都筑大僧正、題字を給わる延暦執行叡南大僧正等の序文等頂きし御厚意を謝すると共に、此の大成初版の項、親しく序を下されし,時の延暦寺執行,毘沙門堂門主菊 岡大僧正,又日本歌謡史研究の泰斗高野文學博士の恩を忘れない為に、當時の序文を残し、本書の暦史を語る誌に替えると共に、更には別して吾恩師多紀道忍大和尚、並に吉田恒三先生の追善回向の資糧と致す次第である。 （上梓に當りて 天台魚山末學 本山法曼院 中山玄雄） ◆◆仕様◆◆ 仏教音楽 声明 声楽 多紀道忍 資料集 楽譜 スコア 箱付 布装ハードカバー 27 x 20 cm 235＋233ページ ◆◆状態◆◆ 箱に経年による傷 書籍本体、背に薄ヤケ ページ良好 #本 #天台宗 #聲明 #中山玄雄 #声楽